常設展示
常設展示では、まず世界における製紙技術の発展や製紙の広がりを俯瞰し、続いてヨーロッパ、さらにポーランドにおける製紙の歩みを解説しています。



ドゥシニキ=ズドゥルイの製紙工房の歩みと昔ながらの製紙法を詳しく説明しています。

見学順路の最後にある工房では、中世の技法による紙漉きの実演をご覧いただけます。

ポーランドにおける紙幣の歴史
博物館はさまざまな紙幣も所蔵しており、紙幣の歴史や偽造防止技術も展示で解説しています。


紙の芸術
紙という素材そのものに着目し、絵画や文学の媒体ではなく造形の主役とする表現は、現代芸術の新たな領域として注目されています。当館では20年以上にわたり、紙パルプ、古紙、植物繊維を素材に使った芸術作品を収集してきました。2017年7月には、当館で紙を素材とした芸術作品に特化したポーランド初の展示室が誕生しました。



手漉き体験教室
当館では、かつてドゥシニキの紙職人たちに富をもたらした手漉きを楽しく体験できます。透かし入り紙、草花を封じ込めた紙、手形を入れた紙などを自分で漉くことができます。完成した紙は、世界でただ一つのお土産としてお持ち帰りいただけます。




紙祭り
製紙博物館は年中無休で開館しています。紙と環境保全についての理解を深めるべく、当館が毎年7月末に2日間にわたり催している紙祭りには、数千人が訪れ、展示の見学はもちろん、手漉き、加飾、活版印刷などの体験教室にも参加しています。紙についての知識を競うクイズ、紙のバーベルを持ち上げる競技なども催されています。



