





ドルヌィ・シロンスク県と越前市の代表団が万博ポーランド館で会談
2025年6月27日、大阪で開催中の万博会場において、ドルヌィ・シロンスク県の代表団と日本有数の和紙産地として知られる越前市関係者による会談が催されました。
ドルヌィ・シロンスク県側からは、ミハウ・ラド副知事、県理事のヤロスワフ・ラブチェンコ氏とナタリア・ゴウォンプ氏、県議会副議長マレク・ワピンスキ氏、県議のエヴァ・コツェンバ氏とピオトル・カルヴァン氏、県庁国際協力課のラファウ・ヴォイトヴィチ副課長、さらにドゥシニキ=ズドゥルイ製紙博物館のヨアンナ・セレディンスカ副館長が出席しました。一方、日本側からは、越前市で文化県都推進室長を務める奥谷博之氏、越前和紙の里三館(紙の文化博物館、卯立の工芸館、パピルス館)館長の清水昌夫氏、さらに越前市議であり、越前とポーランドの関係機関の連携において調整役を務める畑勝浩氏が列席しました。
開会にあたり、ミハウ・ラド副知事から、2021年にドゥシニキ=ズドゥルイ製紙博物館へ寄贈された、長年にわたり実際に用いられてきた和紙工房一式と多数の和紙コレクションに対する感謝状が、越前市代表に手渡されました。
会談では、今後の協力に向けた展望が話し合われました。ドゥシニキ=ズドゥルイ製紙博物館からは、共同事業として、ヨーロッパにおける製紙の伝統を紹介する展覧会を2028年から2029年にかけて越前で開催し、さらに和紙づくりの伝統を紹介する展覧会を、2030年頃にポーランドをはじめとする欧州各国で開催することが提案されました。これらの企画には、日本側関係者からも称賛が寄せられました。
公式会談ののち、両代表団はポーランド館内を見学し、昼食会で伝統的なポーランド料理を楽しみました。
大阪・関西万博のポーランド館前に設けられた体験教室コーナーでは、6月24日から30日にかけて、同国のドゥシニキ=ズドゥルイ製紙博物館が文化遺産として守ってきた製紙工房のミニチュア版を展示し、13世紀に確立されたヨーロッパならではの技法による手漉きをご披露いたします。ドルヌィ・シロンスク県議会事務局との連携により催す本展示では、紙づくりの伝統を大切にされてきた日本の皆さまとの心温まる交流を楽しみにしつつ、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。


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